ドキュメントを作成するときやシステムへファイルを登録する場合など、ファイル名やフルパスの一覧が必要になることがあります。少量であればコピペなどで済ませてもいいですが、ファイルが大量にある場合には手動では困難です。
そんなときに役立つフォルダ内のファイル名をテキストのリストにする方法を紹介します。
なお、今回紹介する方法はWindows7、Window10どちらもで利用できます。
ファイル・フォルダ構成
説明に使うテスト環境のファイル・フォルダの構成は次のとおりです。
test
│ list.txt
│
└─folder1
│ apr.jpg
│ feb.txt
│ jan.txt
│ jun.jpg
│ mar.txt
│ may.jpg
│
└─folder2
fuga.jpg
hoge.txt
piyo.pdf
指定したフォルダ内のファイル名一覧を作成
エクスプローラーのアドレスバーをクリックします。
アドレスバーにcmdと入力してEnter。
黒い画面が現れるので、そこに次のコマンドを入力してEnter。
dir folder1 /b > list.txt
list.txtを開くとファイル名の一覧ができていることが確認できます。
サブフォルダを除外したファイル名一覧を作成
先程のコマンドでは指定したフォルダ内にフォルダがある場合はそれもlist.txtに記載されてしまいます。フォルダ名は一覧に含めたくない場合は次のコマンドを使用します。
dir folder1 /b /a-d > list.txt
指定したフォルダ内で特定の種類のファイル名一覧を作成
特定の種類の拡張子のファイルだけを一覧にしたい場合は先程の黒い画面で次のように入力します。
dir folder1\*.jpg /b /a-d > list.txt
(手入力する方へ、コマンド中のバックスラッシュは円マークで入力してください)
サブフォルダまで含めたファイルのフルパス一覧を作成
サブフォルダ内のファイルも含めて一覧を作成したい場合は次のコマンドを使用します。この場合はファイル名だけでなくフルパスでの出力になります。
dir folder1 /b /a-d /s > list.txt
複数の種類のファイル名一覧を作成
2種類以上のファイル名を一覧にしたい場合は次のコマンドを使用します。
dir folder1\*.jpg folder1\*.txt /b /a-d /s > list.txt
3種類以上にしたい場合は次のように追加してください。
dir folder1\*.jpg folder1\*.txt folder1\*.pdf /b /a-d /s > list.txt