半地下備忘録

たつさんの日記的ななにか。

「人生の楽しみ」を見つけたい

今週のお題「2018年の抱負」

新年の抱負というテーマで、いろんなブログを眺めているとよくみかけるのが「仕事」に関する目標。何か資格をとる、何か技術を身につけるなど、世の中の人すごいなー、立派だなーなんて思ってた。

一方で自分はこれという目標もなく、そもそも仕事はおもしろいとも思わず、やりがい的なものは感じず。こんなんでいいのかな?といった漠然とした不安感。そんなときに読んだのがこちら。

「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)

「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)

今一つ勢いというものを持てなくて悩んでいる人には、この本は少し役に立つ、と僕は思う。それは「勢いをつける」という機能ではない。勢いが出なくても、「人間として基本的に大丈夫だ」ということ、そういう気持ちを持ってもらえるという機能を、この本に盛り込みたいと考えている。

初っ端からこんなことが書かれていて、まさに自分向けかと。

当たり前だけど、仕事の目的は金を稼ぐことで、少し自分を抑えて、他人に従って、面倒なこと、疲れること、意味のわからないことを、「しかたがないな」と思ってやると、それなりに金がもらえる。現代で生きていくためにはお金が必要なのは事実なので、自分のようにこれといって取り柄のない人間でも手っ取り早く一定のお金を稼ぐことができるのは、非常にありがたいことだと思う。


で、最初の話に戻って、多くの人が抱負として仕事に関することを掲げていたけど、本を読み進めるうちにやっぱり仕事にやりがいを求めなくていいやという気持ちが補強された。仕事にやりがいを感じないということと、きちんと仕事をするかということはあまり関係がないし。

そんなわけで、自分の今年の抱負としては「人生の楽しみ」を見つけること。それを見つけるためにきちんと投資していきたい…と思ってたところで、投資に関しても少し書かれていた。

勉強に身を置く時間というのが、人間にとって最も価値がある投資だと思う。これは、たとえ就職してからも忘れてはいけない。自分の時間のうちある割合は、いつも勉強しよう。本を読むことが最も一般的な勉強だし、またそれ以外にも、新しいものに興味を向けて、なにか自分にとって役に立つものはないか、と探すこと。現在の仕事と無関係であっても良い。今すぐ役に立たなくても良い。なんとなく、今まで知らなかったこと、知っていても時間がなくて我慢していたこと、そういうこと。少しずつ自分の中に取り入れる。これが「投資」である。

今すぐ役に立たなくても良いというのは心が軽くなる。2018年は人生の楽しみを見つけて、育てられますように。