本屋でちらっと見つけて気になってた『職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方』を読んでみた。
別に自分の勤め先は残業だらけでも、休めないわけではないんだけど、働き方とか注目されてるし、読んでおいて損はないはず。こういうのはさらっと読んで、当てはまって使えそうなやつだけ拾ったらいいよね。
目次
1丁目 手戻りが多い
2丁目 上司・部下の意識がズレてる
3丁目 報連相できていない
4丁目 無駄な会議が多い
5丁目 仕事の所要時間を見積もれない
6丁目 属人化
7丁目 過剰サービス
8丁目 「何を」「どこまでやればいいのか」が曖昧
9丁目 仕事をしない人がいる
10丁目 だれが何をやっているのかわからない
11丁目 実態が上司や経営層に伝わっていない
無駄な会議を減らす4つの対策
この本のなかで一番取り入れたい(取り入れられてほしい)と思ったのが、「無駄な会議が多い」の中で書かれていた、無駄な会議を減らす4つの対策。
会議の目的
意外と意識されないことが多い会議の目的。本の中では会議の種類は大きく分けて下記の5つなので「選択」しようと書かれていた。
- 意思決定
- 報告
- 連絡
- 情報共有
- 意見照会・アイデア出し
自分が定期的に参加する会議もこの辺が曖昧で、結局偉い人が「コメントする会」になってる。
出席者選び
「その目的を達成するには、アウトプットを得るには、だれから、どんな意見をもらいたいのか?」
「だれに、どんな議論をしてほしいのか?」
「だれに、何を判断してもらいたいのか?」
ひと言も発言しない出席者は不要ではないかと(自分含む)。
お客さん側の参加するだけで発言ない人たちの人件費だけで結構な額になるんじゃないのか? っていつも思ってる。
議事録をとりやすい発言
「ほほう。いい提案だね。面白い。うーん、でもなぁ。予算がちょっと厳しいんだよな。あと、スケジュールも無理がありそうじゃない? どうなんだろ? でも、面白そうだよね」
いかがでしょう? ビミョーですよね。OKはしてくれていないようだけれど、却下されたわけでもない。この発言を受けた提案者は、いったいどうすればいいのでしょうか?
いつも議事録書かされてるので、分かりやすい発言は助かります。きっと発言を受けた人もこんなコメント困るよね。
会議の振り返り
- 決定事項
- 宿題
- 次回予告
結局何が決まったんだっけ? 何か考えておかないといけないことあったっけ? みたいになりがちなので、振り返りあるとうれしい。こういうのがなくて、なんか偉い人がコメントしてたなーってだけで、ふわーっと会議が終わることが多い。
この項目だけじゃなく全体的に、職位が上の人ほど意識してくれよ!!! と思うので、偉い人はこういう本いっぱい読んで良い職場作りを心がけてってほしいね…。
職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方
- 作者: 沢渡あまね,白井匠
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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