毎年、年末になると新しい手帳を買うものの、カレンダーに予定を書き込むくらいであまり活かすことができていません。他の人が手帳を活用しているのをブログやSNSで見かけると、自分もやるぞーと思うものの続かず、結局大部分が真っ白な状態のまままた年末を迎えます。
こんな状態を打破するべく、手に取ったのが『すごいメモ。』です。
- 作者: 小西利行
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2016/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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紹介されているメモは大きく3つの種類に分類されています。
まとメモ:未来の自分のための情報整理術
つくメモ:アイデアの作り方
つたメモ:伝え方
全体を読んでみると、著者がコピーライターということもあって企画やアイデア作りに寄っていて、本のタイトルと中身に乖離があると感じます。自分にとって参考になるかなと思うのは主にまとメモの部分。
自分にとってはまとメモの部分は多少参考になりました。
- メモを取っているときこれは重要だなと思った情報に◯をつける
- 一度のメモで◯は3つまで
- 矢印を使って関係や順序、目的や原因を残しておく
- 矢印のつながっていない部分に疑問を持つ
- 矢印によってつながりの矛盾を見つけやすくなる
この本は企画やアイデア作りといったことを知りたい人にとっては有用で、自分のようにどうやって効率良く要点を押さえるかみたいなものを期待する人にとっては不向きということでしょう。どちらのタイプの人が読んでも仕事のスピードと質が劇的に上がるとはあまり思えませんでしたが…。
とはいえ、この手の本は自分にぴったりハマるものなんてないので、使えるところをつまむくらいで十分なのかも。