池袋ウエストゲートパークシリーズの文庫最新作。
10作目で一段落っぽかったけど、思ったより早く復活。いつも通り、社会問題が題材になってるんだけど、2013~2014年にかけて『オール讀物』に掲載された話なので、テーマとしては一昔前な感じ。文庫版だからしかたないけどね。
トラブルが起きて、主人公のマコトが解決するいつもの流れで新鮮味はあんまりない。特に今回はマコト+タカシ(Gボーイズ)の組み合わせばかりだったのと、マコトが苦労していたり、ピンチな描写が少なく感じて、あっさり解決。
惰性で買い続けているけど、ここ何作かは面白くなくなってきて、ドキドキハラハラしないことが多い。だんだん人に勧められる作品じゃなくなってきたなー。
そろそろ社会問題に絡めて書くの限界なんじゃないだろうか……。
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/09/02
- メディア: 文庫
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