半地下備忘録

たつさんの日記的ななにか。

『池袋ウエストゲートパークXI 憎悪のパレード』

池袋ウエストゲートパークシリーズの文庫最新作。


10作目で一段落っぽかったけど、思ったより早く復活。いつも通り、社会問題が題材になってるんだけど、2013~2014年にかけて『オール讀物』に掲載された話なので、テーマとしては一昔前な感じ。文庫版だからしかたないけどね。
トラブルが起きて、主人公のマコトが解決するいつもの流れで新鮮味はあんまりない。特に今回はマコト+タカシ(Gボーイズ)の組み合わせばかりだったのと、マコトが苦労していたり、ピンチな描写が少なく感じて、あっさり解決。

惰性で買い続けているけど、ここ何作かは面白くなくなってきて、ドキドキハラハラしないことが多い。だんだん人に勧められる作品じゃなくなってきたなー。
そろそろ社会問題に絡めて書くの限界なんじゃないだろうか……。

憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)

憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)