つい先日、武蔵野にあるNTT技術史料館というところに行ってきたので、感想など記録しておきますかね。
NTT技術史料館はNTTグループ社員の紹介によるお客様のみご見学いただける施設として運営しておりますが、どなたでもご予約なしでご利用いただける一般公開日を設けております。
今回はNTTグループ社員の紹介ではなく、一般公開日に突撃。しかし、いくら無料+予約不要とはいえ、一般公開日が毎週 木・金曜日 13:00~17:00ってなかなかサラリーマンにとってハードル高すぎるし、人を集める気がないんじゃないかと疑いたくなるレベル。
古い電話
トトロにも出てきていた古い電話。これが2台置いてあって、自分できこきこレバーを回しながら通話することができる。ちゃんと声も通じるし、仕組みはよくわからんけど、とにかくすごい。なんか不思議。
電話と電話の間に「交換手」と呼ばれる人がいて、その交換手が相手に電話をつなげてくれることによって、電話をすることができたのです。電話機の受話器を上げると交換手につながり、「横浜のAさんにつないでください」と通話先を告げると、交換手が横浜のAさんにつなぐ、という仕組みでした。受話器を上げるだけで交換手につながる仕組みだったため、初期の電話機にはダイヤルがありませんでした。
(意外と知らない!電話・通信の仕組み)
案内の人いわく、その当時は交換手は女性にとって花形のお仕事だったらしい。
自動交換機
これが初期の自動交換機。交換手なしで電話番号で相手につながる現代のかたちになったらしい。
「これが登場したことでさっき花形と言われていた女性たちはクビになったんですかねー?」
「きっとそうでしょうね…。」
つらい。いつの時代も人力が機械などに置き換わっていくし、技術の進歩は世知辛い…。
電話機
さすがにNTTの施設ということもあって、電話はたくさん展示されてた!
歴代の家庭用電話。
歴代の公衆電話とかオフィス用の電話。
歴代の電話ボックス(の模型)。
歴史とかも
意外と電話とか電線の歴史は古いらしくて、三代目の歌川広重(後藤寅吉)の書いた錦絵のなかには、電線が描かれているものもあったらしい。こういうタッチの絵のなかに電線とかちょっとシュールな感じがして面白い。
ほかにも光ファイバーの展示だったり、インターネットとかモバイル系の展示、工事とかインフラ系の展示などなど、いっぱいあったんだけど、時間切れで断念。
帰りにアンケートに答えると、一時期話題になっていた公衆電話のペーパークラフトがもらえた(まだ作ってない)。展示はまずまず面白かったし、無料だし、時間もつぶせるので気になったひと(またはペーパークラフト欲しいひと)は行ってみるといいと思うます。