半地下備忘録

たつさんの日記的ななにか。

Raspberry PiとWebカメラで静止画を撮影する

うちにあったELECOMのWebカメラ。

こいつを使ったら、タイムラプス動画をつくったり、監視カメラをつくったりできるじゃないか! ということで、まずは静止画を撮ってみる。

カメラの準備

Webカメラを接続する前

pi@raspberrypi:~ $ lsusb
Bus 001 Device 004: ID 056e:4008 Elecom Co., Ltd 
Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp. SMSC9512/9514 Fast Ethernet Adapter
Bus 001 Device 002: ID 0424:9514 Standard Microsystems Corp. 
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub

Webカメラを接続した後

pi@raspberrypi:~ $ lsusb
Bus 001 Device 005: ID 056e:700f Elecom Co., Ltd 
Bus 001 Device 004: ID 056e:4008 Elecom Co., Ltd 
Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp. SMSC9512/9514 Fast Ethernet Adapter
Bus 001 Device 002: ID 0424:9514 Standard Microsystems Corp. 
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub

Elecom Co., Ltdが増えてるのでちゃんと認識されてるっぽい。

fswebcam

Webカメラから静止画を撮影するfswebcamをインストールする。

sudo apt-get install fswebcam

下記のように実行すると、「image.jpg」という名前で静止画が保存される。

fswebcam image.jpg

ファイルをWindowsから吸い出す方法は色々あると思うけど、今回はWinSCPでSFTP接続して、ファイルをダウンロードした。撮影された写真がこちら。
f:id:tatsu-n:20160312095830j:plain
ボケてて何を撮影したのかまったくわからないけど、一応撮影はできた。赤いラインとか、タイムスタンプは--no-bannerオプションで消せるらしい。

ほかにもオプションは色々あって、--banner-colour #AARRGGBB でバナーの色を変えたり、--line-colour #AARRGGBB で線の色を変えたり、--text-colour #AARRGGBB で文字の色を変えたりもできるっぽい。詳しく知りたい人は自分で調べてくださいな。


あとはスクリプトとcron使って連続撮影して、撮影した画像を繋いでタイムラプスとか…って思ってたのに、どうもピントが合わなくて、色々触ってみた結果、Webカメラ本体が壊れているみたいなので一旦諦めることに(5年前に買ったやつだから仕方ないけど)。

高いものではないとはいえ、わざわざ新しいWebカメラを買ってまで撮りたいものとか、観察したいものがあるかというと微妙なのでとりあえずここまでにしておくます。もう少し温かい季節がきたら、植物の種まいて、Webカメラで定点観測とかはちょっとやってみたいかなー。新品で買っても1,000円ちょっとなので、そのうち買うかも。

iBUFFALO マイク内蔵120万画素Webカメラ HD720p対応モデル ブラック BSWHD06MBK

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Raspberry Piに無線LANでアクセスできるようにする

f:id:tatsu-n:20160228142529j:plain
この前書いたところまででとりあえずのセットアップは終わり。
Raspberry Piをキーボードとディスプレイも使わずにセットアップする方法 - 半地下備忘録


せっかくのRaspberry Piなので、できるだけケーブルを取っ払うべく、無線LANでの接続を目指すよ。ちなみに今回はCUIで設定したけど、Raspberry Piを画面に繋いでるなら、GUIで設定したほうが簡単っぽい*1

無線LANアダプタ

Raspberry Piで使う無線LANアダプタは、USB接続のものであれば基本的にはどこのメーカーでも使えるみたい。ただし、機種によって消費電力に違いがあって、電源の貧弱なRaspberry Piとしては、できるだけ省電力のものが良いらしい。
Amazonとかを見るとBUFFALOあたりの無線LANのUSBアダプタは安いけど、消費電力が大きくて、発熱もすごいらしい。

ELECOM 無線LAN子機 コンパクトモデル 11n/g/b 150Mbps USB2.0 WDC-150SU2MBK

ELECOM 無線LAN子機 コンパクトモデル 11n/g/b 150Mbps USB2.0 WDC-150SU2MBK

そんなわけで、ELECOMのアダプタを購入。若干お高いけど、発熱で壊れても困るしね。

無線LANの設定

無線LANアダプタをRaspberry Piに挿して、lsusbコマンドでちゃんと認識されているか確認する。ちなみにアダプタはUSBなので電源を入れたまま接続しても問題なく認識した。

pi@raspberrypi:~ $ lsusb
Bus 001 Device 004: ID 056e:4008 Elecom Co., Ltd 
Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp. SMSC9512/9514 Fast Ethernet Adapter
Bus 001 Device 002: ID 0424:9514 Standard Microsystems Corp. 
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub

Device 004にElecomとあるので、ちゃんと無線LANアダプタが認識された。


無線LANで接続するためのSSIDとパスワードを設定する。

sudo wpa_passphrase <接続するSSID> <パスワード> | sudo tee -a /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf


接続の設定ファイルをちょっと修正する。

sudo vi /etc/network/interfaces

wlan0(無線LANのアダプタ)をDHCPに。wlan1が何なのか分からないけど、ifconfig見た感じwlan1は表示されなかったのででとりあえず放置。(この設定した後に、ここはいじらなくていいという記事も見かけたので、実は変更しなくても良いかも)

auto lo
iface lo inet loopback

iface eth0 inet manual

allow-hotplug wlan0
#iface wlan0 inet manual
iface wlan0 inet dhcp
    wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

allow-hotplug wlan1
iface wlan1 inet manual
    wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

iface default inet dhcp


Raspberry Piを再起動して設定を反映させる。

sudo reboot


ifconfigでwlan0にIPが振られているか確認する。

ifconfig

これでLANケーブルを抜いてもアクセスできるようになった!

パワーマネジメント機能

無線LANアダプタのパワーマネジメントがオンになっていると、しばらくコマンドなどの入力がない場合に省電力モードになって反応が遅くなるらしくて、いろんなサイトにパワーマネジメントの切り方が書かれた。確認してみると今回買った無線LANアダプタは最初からオフになってるっぽかった。

アダプタの設定のiwconfigで確認できる。

iwconfig wlan0

設定が表示されるので、Power Management:offってなっていれば良さそう。

Raspberry Piをキーボードとディスプレイも使わずにセットアップする方法

Raspberry Pi2 Model Bをセットアップするために最低限必要なもの - 半地下備忘録 で必要なものは一通り揃えたのでセットアップしていく。

Raspberry Piで使うOSのダウンロード

公式サイトからOSをダウンロードする。
Raspberry Pi Downloads - Software for the Raspberry Pi


f:id:tatsu-n:20160218123527p:plain
NOOBSとRASPBIANがあるけど、NOOBSでセットアップするにはUSBキーボードとUSBマウスが必要なので、今回はそれらがなくてもセットアップできるRASPBIANを選択。

f:id:tatsu-n:20160218123533p:plain
RASPBIAN JESSIEとRASPBIAN JESSIE LITEという2種類があるけど、無難に普通の方を選択。必要な物を選べる人とかはLITEのほうがダウンロードの時間とかSDカードの容量を節約できるんだろう(たぶん)。
ちなみに時間帯が良くなかったのか、ぼくの場合はRASPBIAN JESSIEのダウンロードに1時間以上かかるって表示が見えたので、その日は放置して寝た。

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Raspberry Pi2 Model Bをセットアップするために最低限必要なもの

前々から気にはなっていたRaspberry Piなんだけど、最近エジプト神像を喋らせたり*1、ワカサギを釣ったり*2といった記事がバズっていて、なかなか盛り上がってた。

まぁそこまでいかなくても、Webカメラ繋いだり、LEDチカチカさせたり、サーバとして使ったりできるらしいし、今さらといった感じはあるんだけど、Raspberry Pi2 Model B(以下、Raspberry Pi)を買ってみた。ちなみに電子工作の経験はない…。


せっかく買ったからには何か合った時のために自分用メモとか残しておかねばと。

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