つい先日、会社の研修の一環で「ビジネスアイデアを考える勉強会」に参加してきた(させられた)。個人で参加すると楽しそうな感じなのに、会社の研修で参加すると途端に楽しくなさそうな感じだよね。
「●●を使ってビジネスを考える」みたいなお題があって、その●●自体がぼくの仕事とはまったく関係ないうえに、今後も使わないと思うだけに当日のやる気はなかった。なぜぼくをここに参加させたんだとかなり疑問だったし。
ビジネスアイデアを考えるときの目線
講師は●●の専門家で、ビジネスアイデアの相談に乗ったりしているらしい。その時の注意点として、ビジネスアイデアを考えるときの目線について「アイデアを考える際の目線は次の3つがある」と言っていた。
- 投資家・経営者の目線
- 開発者の目線
- 使用者の目線
ビジネスアイデアを考える際に投資家・経営者の目線に偏らない事が重要。最近セミナーで話をする際、最も多いのはこの投資家、経営者目線の人で、自分の関係ない事についてあれこれと評論をするとか文句を言う人。
例えば、ある有名企業の方針について、自分はその会社に一円も投資していないのに評論化の様に語ったり、有名人の不祥事があった際に、自分は迷惑を被っていないのになぜか怒ったりするような人で、そのような当事者ではないけれども何となく文句を言いたい人が多い。このような目線のみでビジネスアイデアを考えると非現実的な内容になってしまう。
逆に開発者・使用者の目線からのアイデアはみんな不満に思っていても、それまで声をあげていないだけで、非常に現実的なアイデアの場合が多い
参加者のなかにメーカーの人も居て、かなり頷いていたんだけど、この理論で行くと、ぼくなんか●●の開発者でもなければ、使用者でもないし、●●について全然詳しくないんだけど。
ただいつか起業してみたいと思っている身としては、この目線の話は忘れてはいけないよなぁと、面白くなかった研修の中にちょっとだけ価値を見出したのです。
ビジネスアイデアを考える勉強会を終えました - 半地下備忘録
アイデア・メーカー: 今までにない発想を生み出しビジネスモデルを設計する教科書&問題集
- 作者: 山口高弘
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/01/09
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
ビジネス・クリエーション! ---アイデアや技術から新しい製品・サービスを創る24ステップ
- 作者: ビル・オーレット,月沢李歌子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る